箍(たが)願掛け
伝承されてきた秘密の願掛けのひとつ「箍(たが)」を使った祈願の方法を伝えるために一歩近づき、内容はここでは明かせませんが随分と年数がかかりました。
竹の伐採からヒゴを引き、さらに染色のための下準備
竹なら何でもよいとはいかない、更にヒゴにする相性というのも見極めていく、なかなか難しいものです。
染色後に伝統の箍(たが)編み(樽や桶が緩まない)です、まずは一本どり。
箍編みは、緩まないことから夫婦の契り、恋愛成就、赤色で編むことから魔除けなどいろいろな意味合いがあり、それに合わせた色合いや箍も一本どりや二本どり、鈴・組紐の組み合わせによる深い意味が隠されているのです。
上記の写真は、まだ完成途中のものです。
この裏に、ある文字を書き、願掛けをすると叶うともいわれています。
また、他人からの呪い避けにも古くから、ある色で染めた箍の輪を家の門に掛けたり、悪難除けに首から下げるなど、古い話を思い起こしながら編み方と色を確かめながら、やっと色染めに辿り着いたところです。
毎朝、あるご婦人が近くの寺社仏閣へ参るとき、この箍編みの指輪をはめ願掛けをしたそうです、指輪は願掛けの際に魔が入らぬよう赤色。
竹に纏わる「かぐや姫」をはじめ、地鎮祭の結界にも竹が使われており、不思議な話が実に多い。
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